解剖学・理学療法から見たアーサナ

ヨーガのアーサナを、解剖学での正しい骨と筋肉の位置で行うことによって、理学療法的に非常に高いリハビリ効果があることがわかっています。

肩甲骨周りが固まってしまっている五十肩は、少しずつ周辺の筋肉をほぐしながら、ヨーガの「鷲のポーズ」を行うことにより、劇的に症状を改善できるそうです。また、腰痛がひどい人には、ヨーガの「座位のねじりのポーズ」を施すことにより、痛みが軽減されていきます。

一度一箇所に力を集めてから拡散させるヨーガのアーサナは、引き寄せて伸ばすといったことを、時間をかけてゆっくり呼吸しながらやっていきますので、通常のストレッチの何倍も伸びます。

そうしてじっくりとほぐされていく過程で柔軟性を取り戻した筋肉と、正しい位置で動かす骨に支えられた体は、少しずつ時間をかけて確実に本来の機能を取り戻していくことができるのです。

一つ一つのステップを丁寧に踏んで、アーサナを完成させることにより、焦らず着実に体を改善することが可能になるわけです。体のゆがみがあると、左右同じポーズをとっても、やりやすい方とそうでない方が出てきますが、これも左右バランスよく練習することにより、偏りのない均整の取れた自然な状態の骨格を取り戻すことが可能になります。

ただ、あくまで理論上では可能ですが、しっかりした指導の下、細心の注意を払って、継続してアーサナの練習を行わない限り、逆に怪我や痛みを被ってしまうかもしれないので、注意が必要です。

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