スペインのバスクのように、その発祥の正確な時期や起源がなぞに包まれているもの、それがヨーガです。
ヨガは正確にはヨーガと発音され、大変神聖な科学として、賢者たちが瞑想を重ねて生まれた悟りの体得の集大成と考えられています。
ヨーガの存在を示すもっとも古い証拠は、ヨーガのポーズを取る人の姿を石に彫ったもので、インダス流域から多数発掘されているといわれています。これらは、紀元前3000年ごろのものと考えられており、実に現在まで5000年を超えた歴史を誇っています。
ヨーガはその教えと、ヴェーダンタ(知恵の奥義)哲学の拠り所であるウパニシャッドに基づいて形を整えてきたようです。ヴェーダンタの中心思想である絶対実存主義、または意識が全宇宙の根底にあるというものです。
要するに、人間も虫も空気も水も感覚も現象も、なにもかもが大きな宇宙で起きている事象の一つである、といったところでしょうか。そこには年齢や性別、人種などに関係なく、ただ純粋な魂のようなもの、意識のようなもの、とてつもなく大きな一つの絶対実存する何かがあるという考えなのです。
これを元に、賢者たちが研究を重ねた書物を一つにまとめた、紀元前3年に書かれたパタンジャリという人の「ヨーガ スートラ」というのが、現代ヨーガの土台になる根幹とされています。
ちなみに、このパタンジャリは一説には複数の賢者をまとめて呼んだものと言われていますが、本当は一人の賢者なのか、複数の賢者なのかわかっていないようです。
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