逆にヨーガのニヤマは、人間として最も望ましい姿、悟りを開いた状態に至るに必要な性質を意味します。ヨーガにおいては純粋さ、満足、鍛錬、誦読、聖なる存在への意識を持って生きるということです。
常に汚れることなく、美しい心で物事をよく見聞きし捉え、決してネガティブに解釈することをしない。自分の与えられた現状にまず深く感謝し、そこからさらに上を目指すよう、困難だと思われる事にも果敢にチャレンジし、勉強を欠かさず、より一層の充実を目指します。
ヨーガや経典について学び、自分を包む大きな絶対的存在を常に意識し、より一層人生を幸せで実り多いものにし、他との共生をはかれるか。バランスを保って、さらに一段高いステージへと自分を押し上げるために、ヨーガでは第2の段階としてこのニヤマの実践を体得させます。
まるで、濁った泥水をろ過して、砂と澄んだ水とに分けるように、自分の中の不純物を取り除いていくようなイメージで、ヤマより具体的な実践が入ってくるのです。
誦読の中には、音楽や歌で聖なる存在への感謝や畏敬の念を表す活動も含まれ、実際にその演奏はとても美しいものです。キルタンと呼ばれる演奏は、アメリカ人の演奏家の方がその魅力を伝えるため、積極的に演奏活動もしています。
こうして字にすると堅苦しい感じがしますが、実はニヤマという項目は何も難しいものではなく、むしろ私たちの人としての道徳上至極当たり前の事であり、生活の中で取り入れやすい教えばかりなのです。
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